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メンバー大解剖シリーズ~気持ちを伝えること~林智子②

メンバー大解剖シリーズを担当しております、森下です。

いつも笑顔が眩しく、心が健やかな印象の林さん。 「林さんって悩みやストレスはあるのかな?」と思っている方・・・私だけではないのでは?と思います。

皆さまを代表してストレートにその質問をしてみたら、飾らず、包み隠さず、話してくれた林さん。

親しみを感じてますます好きになってしまいました。

 

     本当にいつも明るく笑っていますけど、ストレスとかってありますか?

(林)あるある!!! 気にならないところはまったく気にならずポジティブなんだけど、急に何かにフォーカスしちゃうとけっこう面倒なタイプで(笑)。 

特に、娘のことになるといろいろ気になっちゃうかな・・・。例えば進路の事もとことん調べたくて、そういう時に、夫との温度差にイライラしたり、よくあります!

 

     そうなんですね。 大丈夫~どうにかなるよ~ってずっと笑ってるのかと思っていました。

(林)母として自信がなく、いつも、力不足だなって感じるんです。 だからつい力が入ってしまって、心配が増すのかもしれませんね。

 

     私は、林さんのようなお母さんになりたいなと憧れるくらいなので、自信がないなんて意外ですけどね。

(林)私の母を見て培った「お母さん像」というのがあって、なんでも〝私がやるべき〟〝できる母になりたい〟と頑張ってきました。 「かぞくのじかん」「天然生活」などの雑誌を読んで、丁寧なくらしに憧れて、ホームベーカリーや鉄鍋を買っては、使いこなせない自分にがっかりして。

理想に追い付かない自分に自信が持てず・・・結婚して、出産して、本当はとっても幸せな時間のはずなのに、いつもイライラしていたんですよ。

 

     わかります(涙)・・・子どもも夫も悪くないのに、自分だけイライラしていることが寂しんですよね。

(林)夫にはそれを察して欲しくて、でもわかってくれない!って腹を立てて。 

だけど、それでは幸せになれない。 選択理論を知ってから、自分の機嫌の取り方というのを考えるようになって、最近では自分の気持ちをちゃんと言葉にして伝えるようにしています。 

小出しにして、根が深くなる前に解決するように心がけている感じです。 

どうせわかってくれない、いやな顔するだろうな、って決めつけていたことも、話してみるとまったくそんなことなくて。 伝えるって大事ですね。

 

     それからご主人との関係は変わりましたか?

(林)私が仕事を始めることについても、はじめは「やってもいいけど、俺は手伝えないよ」というスタンスだった夫が、今ではとても協力的になりました。 好きなことをやってないとダメなんだろうな、と見守ってくれています。

こうして自分が仕事をするようになって初めて、夫(自営業)が週末に家に仕事を持ち込まないためにどれほど工夫してくれていたのかということもわかり、そういう意味でも夫への感謝の気持ちが増しましたし。

以前は、「私も自由じゃないから、あなたの自由も許さない!」という気持ちもあったくらいだけど(笑)。

感謝の積み重ねが、夫婦の関係を良い形で変化させてくれますね。

 

     「母親像」というものにも縛られなくなりましたか?

それは、まだ根深いなと思います・・・。

仕事を始めた頃に娘を保育園に転園させたのだけど、そのときに母から「かわいそう」と言われたことが、やっぱりそうなのかな・・・と悲しかったし、とっても悩みました。 

でもしばらくして、母に保育園にお迎えに行ってもらったときに、「いい保育園じゃない!!」と喜んでくれて、あ~良かった!と救われた気持ちになりました。

母のこと、大好きなんです。 だからこそ母の言葉には重みがあるというか、気持ちが揺れるんです。

今でも「お母さんなんだからちゃんとしなくっちゃ!」っていう焦りスイッチがときどき入ってしまう。 そして、そういう時ほど、うまくいかない。

だけどオーガナイズや選択理論を学んだ今は、母の言葉も受け止めたうえで「我が家の着地点」を探す力がついてきたかなと思います。

 

     林さんが「お母さん」として迷ったり不安になったりしながらたどり着いた、いま〝子育てで大切にしていること〟って何ですか?

(林)娘には、自分で幸せを作り出せる人になって欲しいと願っています。 だからまずは私が、楽しんでいる大人の見本になりたいんです。 

ずっと「べき」に縛られてきました。今でも「べき」に引っ張られることも多いです。 そんな時には、娘には自分で楽しみを見つけられるようになって欲しいんだよね、そのためには、まずは私が楽しむことだよね、という気持ちに立ち返って、一生けん命に「楽しむ」ことを意識しています。 

 

 

結婚や出産はプレッシャーでしかなかった、と話す林さん。

天は二物を与えずってホント!?と言いたくなるような、外見内面ともに素敵な林さんでさえ、お母さん業というのは悩ましいものだなんて・・・ちょっとビックリですが、親近感も感じますね。

このインタビューの時にも、小6の娘さんの進路のことをちょっと心配していましたが、あれこれ考えた末に「12歳の子の決断を応援する!」と決心した林さんの表情は、ママとしてさらに深みを増して、お母さん業ってこんなに尊くて美しいんだと感じました。

 

(↑TV撮影の合間に赤ちゃんと)

さて最終回は、林智子が送るファッションへの思いです! 明日土曜日11:00に更新予定です。

 

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